選択できる材質

  • P-Bas接合には、基本的に鉄系材料全般が適しています
  • 材質によって加熱・加圧条件は異なるため、各材料に適した接合条件を構築しています
  • 各材質の特性を把握し、すべての材種で接合前との比較で90%以上の接合強度を実現しています

現在までの接合強度データ

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材質 SKD11 STAVAX ELMAX SKD61 SKH51 HPM38 SUS420J2 SUS440C
接合強度 101% 91% 95% 98% 92% 100% 100% 94%

【参考】選択できる材質の熱処理と硬度

スクロールできます

材質 熱処理条件 熱処理後硬度 備考
SKD11 低温戻し 60~62HRC 戻し温度180℃
高温戻し 58~60HRC 戻し温度530℃
STAVAX - 52~54HRC -
ELMAX - 58~60HRC -
SKD61 耐熱重視 48~50HRC -
耐摩耗重視 50~53HRC -
SKH51 靭性重視 59~61HRC -
耐摩耗重視 62~64HRC -
HPM38 中温戻し(不定期) 49~53HRC 戻し温度350℃
高温戻し 52~54HRC 戻し温度500℃
SUS420J2 - 51~55HRC -
SUS440C 低温戻し 56~58HRC 戻し温度180℃
高温戻し 52~55HRC 戻し温度500℃

接合可能なサイズ

  • 対角Φ120mm以内、高さ140mm以内に収まり、なおかつ体積が350,000mm3以下の部品でP-Bas接合が可能です。
  • 推奨サイズは手のひらに乗る程度の大きさで、形状によっては複数の部品を同時に接合することもできます。

接合サイズの実績(一部)

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サイズ[mm] 110×110×T60 51×61×T160 47×107×T66 47×107×T46 Φ40×T80 Φ60×T30
体積[mm3] 726,000 497,760 331,914 231,334 100,480 84,780

注意事項(異材接合・接合可能な形状)

異なる材料の接合について

  • 一般的な金型材料と、熱伝導率のいい材料や非磁性の材料などを組み合わせることで、材料のコストダウンにもつながります。
  • 現在、パンチグループでは融点や熱膨張率が異なる材質の接合技術の開発に取組んでいます。
参考)異なる材料の接合
材料:銅+真鍮+鉄

接合できる形状

  • 平面同士の接合が基本です。
  • 筒に水管を入れてふたをする接合では、側面の接合は不完全になりますが、ふた部分が完全に接合されますので水が漏れることはありません。
  • 段差のある接合の場合も、壁面部分の接合は不完全になります
筒に水管を入れる接合
段差のある接合

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